僕の備忘録

今日という日を忘れないための、備忘録です。

避難所1日目

義父母、特に義父は自宅を離れることを頑なに拒んだ。多くを口にはしなかったが、要するに避難所に対する抵抗感と、勝手知ったる自宅の方が安全だし安心していられるということだったのだろう。現在家の状態がどのくらい危険なのかわからない状態で、義父母…

帰宅、迎える夜

このような状況でも、家は多少ものが落ちた程度だと思っていた。無事家に着くと、皆外にいた。長男が飛びついてきた。自分を残して皆死んでしまったのではないかと不安になっていたらしい。お互いの無事を確認しあったのち、家の中を覗くと、信じられない光…

被災

午後4時6分。 けたたましく携帯が鳴る。久々に聞いたこの音、いつ聞いても心臓に悪いし、嫌な気持ちになる音だ。ただ、ここ最近はこの音が鳴ったところで大した地震が起きたということもなく、うるさいなあ、と思う程度だった。 僕は忘れていたのか、それと…

帰省

令和6年1月1日午後4時10分 令和6年能登半島地震、発生。 帰省先である石川県中能登町に到着したのは12月30日。前日に小布施の温泉宿に一泊したのち、3時間半程度で帰省先の義実家に到着した。いつもどおりののんびりした年越し、強いて言えば暖冬の影響か雪…