僕の備忘録

今日という日を忘れないための、備忘録です。

帰省

令和6年1月1日午後4時10分

令和6年能登半島地震、発生。

 

 帰省先である石川県中能登町に到着したのは12月30日。前日に小布施の温泉宿に一泊したのち、3時間半程度で帰省先の義実家に到着した。いつもどおりののんびりした年越し、強いて言えば暖冬の影響か雪が全くなかったことが印象的だった。

 中能登町の隣は、和倉温泉という石川県有数の温泉街を有する七尾市。家から車で10〜15分程度で気軽に温泉に入れるので、個人的には帰省の度に行きたい、と思っているのだが、色々な事情で行ける時もあれば行けない時もあって、今回は小布施の温泉に入ったこともあり、和倉温泉にもぜひ行きたいと思っていた。1月3日には自宅に帰る予定だったのと、2日は妻が友人と会う予定があったので、のんびり温泉に行けるのは1日だけかな、ということで1日の午後に行くことになった。

 

令和6年1月1日。

 和倉温泉には「総湯」という日帰り温泉施設があるのだが、調べたところ、元旦は午後4時閉館とのことだった。本当は夕方のんびり入ってくつろいだ後、6時か7時くらいに帰ろうかと思っていたので短縮営業となっていたのが少し残念だったが、それでも入れるのなら入りたいと思い、行くことにした。

 

午後2時45分。

 2歳になる次女の昼寝に付き合っていたら少し遅くなってしまい、ようやく家を出ることができた。8歳の長男はさほど温泉に興味がないのと、義姉と従兄弟と一緒に遊んでいる方が楽しいということで温泉には行かず留守番することになった。僕と妻、それに4歳の長女と2歳の次女の4人で和倉温泉に向かった。午後3時には和倉温泉についたが、観光客と、同じように日帰り温泉を楽しみたい地元民で駐車場は満車、仕方なく車は少し離れた場所に止め、総湯へ向かった。

 

午後3時55分。

 総湯のスタッフは割とドライに追い出しをかけ、妻は脱衣所のドライヤーが空いていなかったため、髪が乾かせないまま退館する羽目になった。自宅まで大した距離でもないし家で乾かせばいい、そう思えば諦めもつく。こういう時自宅が近いのは助かるなあ、そんなことを考えていた。

 和倉温泉を離れ、JR七尾線和倉温泉駅の駅前交差点を左折すると国道1号線に出る。国道1号線七尾線と並行に走っており、線路のすぐ脇を走ることになる。左手側には海が広がっている。実際には少し内陸に入っているので国道1号線を走る時海を見ることはできないが、すぐそばには海があるのだ。右手には線路とその先に林や田んぼが広がる長閑な風景。電車は2両編成で、絵に描いたような田舎という風景が、僕は好きだった。